長唄協会夏期演奏会(和楽器どうなる?)

 しばらくご無沙汰していますが元気です。歳のせいかあまり芝居にも行きませんがブログに書いた雀右衛門襲名いらいちょっとお休みしてます。でも秋には橋之助の芝翫襲名もあって久しぶりの芝翫型の熊谷陣屋が見られそうなので楽しみにしています。
 
 芝居ではありませんが七月に長唄協会夏期演奏会がありました。夏期演奏会は各派中堅若手中心の演奏陣ですが、なかに百三歳の杵屋響泉師がタテ三味線を弾く勧進帳というすごいものから、女流には珍しい「漁樵問答」(唄東音 林 典子師 三味線鳥羽屋里夕師 他)という渋いモノまでなかなか聴き応えがありましたが、芝居ならともかく長唄を五時間以上以上聴くというのも結構大変です。

 今年の演奏会の特別企画として「和楽器はどうなる?」と言う番組がありました。三味線というモノは竿の紅木(こうき)から象牙の撥、猫の皮とワシントン条約や動物愛護協会からクレームがつきそうなモノばっかり。在庫のあるうちはともかく将来的には危機的な状態です。そこで演奏家、和楽器制作者、素材製造の会社などがいろいろ試作し工夫していますが、今回そのその現状を見て(聞いて)頂こうというモノです。
 今回は猫チーム、山羊皮チーム、カンガルー皮チーム、合成皮チームにわかれて、交代で演奏して、その音色を確かめようというモノです。カンガルー皮はわりとおとなしく猫と一緒でもあまり違和感ありません、オーストラリヤではカンガルーは増えていると言うし何しろ一頭分で猫九枚分取れると言うので心強いです。
 山羊は猫と犬の中間ぐらいと演奏者のお話。合成皮と撥は力強いハッキリした音色で、大薩摩みたいな独奏ならいいですが、動物皮と一緒ではちょっと違和感があるようです。
 とにかく、まだ研究途中で、皮のなめし方、合成皮の材質、製造法などもまだまだ改善の余地があるようです。とにかくアマチュァも含め和楽器の普及には明るい未来を期待させるモノがあり、意義のある企画でした。
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