初午と地口(ぢぐち)あんどん

 先日歌舞伎座で初午のお汁粉をいただいた話を書きました。
 中庭のお稲荷さんのまわりやロビーなどに地口あんどんが飾ってありました。
 以前は下町の町内には必ずお稲荷さんがあって2月の初午には町内のかしらや役員が飾り付けをし、太鼓をたたいて子供たちを集め甘酒やお汁粉を振る舞います。
 
そのとき飾られるのが地口あんどんで独特な絵にそれにちなんだ文句がかいてあります。
 その文句というのが駄洒落というか語呂合わせになっています。
 
太鼓を火鉢のうえにかざし「太鼓を火で干し」と書いてあって何のことかと思いました。これが太閤秀吉のことだとわかったのは大分たってからです。
 下町の子供は小さいときからこういう風に鍛えられているので長じて駄洒落好きの江戸っ子になるのです。
例のうちの孫娘も小学生のころ「チリもつもればヤマトナデシコ」てなこといってこいつ末恐ろしいと感じました。
 
 歌舞伎座のはさすがにお芝居種がおおく「伊達に見しょとて銭金使こぞ」「知らない誤認男」などですが、私が気に入ったのは
「ひまなワイフに授業料」(縞の財布に50両 カルチュァスクール通いの奥様)
犬が刀をさして「ワンときいたか桜丸」(ちょうど車引きやっている)
夜の部の熊谷陣屋で「みかんの太夫あつもり卿」など笑わせます。

 ちょっと凝っているのは女の子が夜遊びからかえって「かかさまやこの裏口の戸を開けて」(高砂やこの浦船に帆をあげて」

 何か良いのが出来たらコメントください。

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